- エアコン工事サポートブログ
- エアコン工事解説
- エアコンの耐用年数は何年?平均...
エアコンの耐用年数は何年?平均寿命・故障サイン・修理と買い替えの判断ポイントをやさしく解説!
更新日:2025年11月19日
公開日:2023年4月18日

「エアコンの寿命って何年くらい?」「冷房や暖房の効きが悪くなってきたけど、まだ使える?」そんな疑問をお持ちの方へ。
このページでは、
- 一般的なエアコンの平均使用年数
- メーカーが想定しているエアコンの「耐用年数」の目安
- 寿命が近いときに出やすいサイン
- 修理と買い替え、どちらを選ぶべきかの考え方
- エアコンの寿命(耐用年数)を少しでも延ばすコツ
これらの疑問を解説していきます。
夏も冬も大活躍のエアコンは、家電の中でも「なくなると一気に生活レベルが下がる」存在の家電製品です。
一方で、寿命を過ぎたエアコンを無理に使い続けると、電気代がかさむだけでなく、火災発生などのリスクも高まる危険性があるのです。
「うちのエアコン、そろそろ耐用年数オーバーかも?」と感じている方は、ご自宅のエアコンの年式一度確認してみるのはどうでしょうか?
エアコンが「そろそろ休ませてほしい」と、実は訴えるているサインに、きっと気づくことが出来るはずです。

フォーラムサービスなら
LINEでお見積りやご注文が
カンタンにできます!
ここからチェック
※エアコン修理のご依頼は承っておりません。
目次
エアコンの平均使用年数は約13~14年

エアコンが実際にどれくらいの年数使われているのかは、内閣府の「消費動向調査」によって調べられています。
この調査によると、
- 2人以上の世帯:エアコンの平均使用年数は約13.2年
- 単身世帯 :エアコンの平均使用年数は約14.1年
となっており両者の平均をとると、平均使用年数は約13〜14年という結果になります。
注意したいのは、「平均使用年数」=「安全に使える耐用年数」ではありません。
多くのご家庭では、
- 多少調子が悪くても「まあ動いてるから…大丈夫かな?」と使い続ける
- 忙しくて買い替えのタイミングを逃してそのまま使い続けている
といった理由で、エアコンの耐用年数の目安を超えても使い続けているケースは多くあります。
つまり、「実際に何年くらい使っているか」というのが平均使用年数であり、必ず「その年数まで安全・快適に使える」という意味ではない、ということです。
エアコンの安全性や省エネ性能を考える上で、次にご紹介するメーカーが定める標準使用期間=耐用年数の目安を確認しておくことが大切になります。
メーカーが提示するエアコン使用年数は10年

上記の消費動向調査の他に、エアコンの寿命を見る指標として、メーカーが提示する使用年数というものがあります。
一般的に電化製品には「標準使用期間」と言うものがあり、これが電化製品の寿命年数ということになります。 エアコンの場合、メーカーの標準使用期間、つまり寿命となる年数の目安は「10年」となっています。
このことから、メーカーによる寿命の目安は、一般的に10年と考えておくべきでしょう。
上記の消費動向調査の結果は、この10年を超えていますが、これは寿命が来たからすぐに壊れるというわけではないため、メーカーの提示する年数より長くなっているということです。
先実際の平均使用年数は13〜14年と、耐用年数の目安より長くなっていましたが、これは「10年を過ぎたら急に壊れる」というわけではなく、なんとか動き続けてくれているからこそ平均が延びているためです。
ただし、標準使用期間(耐用年数)を過ぎたエアコンは、
- 故障リスクが高まる
- 電気代がかさみやすい
- 部品の供給が終了していて、修理が難しくなることもある
といったリスクも出てきます。
これって寿命?症状別の寿命の前兆、修理・買い替えのサイン

エアコンの寿命は、おおむね10年と言うことになるのですが、では寿命を迎える前に何かのサインが現れるのでしょうか?
ここでは、エアコンが寿命の入り口に差しかかったときに見られやすい前兆をご紹介します。
「これ、うちのエアコンの状態に心当たりがある…」という項目が1つでもあったら、
耐用年数を過ぎていないかどうかを一度チェックしてみてください。

関連記事
エアコンの故障?症状別の対処法5選と修理か買い替えはどっちにするの?
エアコンをつけているのに全然部屋が涼しくならない、暖かくならない、リモコンが効かない、変な音がする、見たこともないランプが点滅、、、。エアコンが故障して効かなくなってしまうと、夏や冬の冷暖房ができず、とても困ったことにな […]
冷暖房の効きが悪くなった
まずわかりやすい兆候として現れるのが、「冷房・暖房の効きが悪くなる」という症状です。
ただしこの症状は、寿命に関係なくエアコンが不調になった場合や、施工不良が原因の場合もあります。
そのため、使用年数10年を目安に判断し、もし新品で取り付け工事をしてから2~3年であれば、施工不備の可能性もあります。 その他にエアコン内部のフィルター清掃で改善される場合もあるため、まずはフィルター清掃をしてから再度効きを確認してください。
それでも症状が改善されない場合は、冷媒ガスの不足の可能性が考えられます。ガスの補充や交換は専門知的な識が必要になってくるため自分で行うことはできまないので専門の業者に依頼することとなります。
エアコン本体から水漏れしている
エアコンの寿命が近づいてきた時に起こる症状として、エアコン本体から水漏れするというものもあります。
この水漏れも、使用年数10年を目安に寿命を判断してください。
もしそこまで使っていない場合、まずはドレンホースの詰まりやフィルター、熱交換器(フィン)の汚れが水漏れの原因になっているかも知れません。
これらのパーツの汚れを掃除しても直らない場合は、エアコンの故障や寿命の可能性があります。
水漏れの症状が出るのが、エアコンを新品で取り付け工事をしてから2~3年であれば、施工不備が考えられます。
エアコンから異音がする
エアコンからの「異音」も、寿命のサインです。
室内機、室外機から「カタカタ」と音がする場合は、空気を圧縮する「コンプレッサー」の故障の可能性があります。
この異音に関しても、使用年数10年を目安として寿命かどうかを判断してください。
もし取り付け後2~3年くらいで異音が発生したら、エアコン本体の異常が考えられます。
そのような場合は、メーカーに問い合わせてみてください。
エアコンからの臭いが気になる
エアコンからの風が「くさい」においになっている場合。「熱交換器」の異常が考えられます。
10年程度使ったエアコンの場合、この熱交換器が寿命を迎えている可能性もありますので、状況に合わせて新品に買い替えるか、メーカーに問い合わせてください。
特に異臭に関しては健康に被害が及ぶ恐れもあるため、早急に対処をする必要が出てきます。
こんな異常がエアコンに見られたら買い替えや修理をおすすめ

ここから「これはさすがに危険!」というレベルの症状をご紹介します。
これらの異常が出ている場合は、エアコンが耐用年数超過や、重大な故障が起きていると考えていいでしょう。
「そのうち見てもらおう」ではなく、できるだけ早く対応すべきサインです。
冷房・暖房の効きが悪い
冷暖房の効きが悪くなるのは、エアコンの寿命を示すサインのひとつです。
その場合はまずいったんフィルターの掃除を行うなど、自分で出来るメンテナンスを試してみましょう。
フィルターに汚れがたまって目詰まりを起こしていることで、エアコンの冷暖房機能が本来の性能を発揮できず、効きが悪くなっている可能性があります。
電源コードや電源プラグが異常に熱い
電源コードや電源プラグが異常に熱い場合、制御基板の異常か、エアコンが寿命を迎えている可能性があります。 これはエアコンの「定格容量」がオーバーし、配線に負荷がかかってしまい熱が発生するからです。
そのままにしておくと、加熱によって火災の原因となってしまいます。
電源コードと連動している電源プラグは金属製のため、より熱を発生しやすいので要注意です。
電源コードや電源プラグが異常に熱くなっている場合は、いずれにしても修理か新品への交換が必須となりますので、メーカーやエアコン修理店に問い合わせしてください。
電源プラグが変色している
電源プラグが変色しているという状態も、エアコンの寿命のサインのひとつです。
電源プラグの変色は、長期間にわたりエアコンを使用したことが原因となります。
それ以外にもホコリつまりが原因の場合もあります。
焦げ臭いにおいがする
長期間エアコンを使用することでエアコンが寿命を迎え、そうなると本来の性能が発揮できなくなることもあります。
この場合、焦げくさいにおいが発生することもあります
エアコンを付けたら焦げくさいにおいがするようになったら、寿命を疑って点検などを行ってください。
ブレーカーが頻繁に落ちる
他の電化製品を使用してない時に、頻繁にブレーカーが落ちる場合も、エアコン本体が寿命を迎えているかも知れません。 ブレーカーが落ちる原因は、エアコンの他に漏電が原因の場合もあります。
ブレーカーが頻繁に落ちる原因がエアコンにあると思われた場合、すぐにメーカーに問い合わしてみてください。
購入から10年が経過している場合は修理より買い替えの検討を
上記のエアコンの症状に加えて購入してから10年以上経過している場合は単純にエアコン本体の寿命が近づいているため、修理をしてもすぐに使えなくなってしまう可能性があります。
そうなると修理よりも買い替えをしたほうがいいでしょう。
・修理しても、また違う箇所がすぐ故障する可能性が高い
・型が古くなったエアコンは電気代が高く、毎月の電気料金が嵩みやすい
・部品の生産が終了していて、そもそも修理自体ができない場合もある
といった理由から、10年をひとつの区切りとして買い替えを前向きに考えるのがおすすめです。
電気代・修理代・安全性をトータルで考えると、エアコンの耐用年数10年前後での入れ替えは、現実的で賢い選択と言えます。
エアコンの寿命を延ばす3つの具体的なポイント

エアコンは高価な家電製品だからこそ、できるだけ長く使いたいもの。
実は、日頃のちょっとした心がけで寿命を延ばすことができます。
ここでは、エアコンの性能を保ち、故障や買い替えのリスクを減らすために実践したいエアコンの寿命(耐用年数)を少しでも延ばすための3つのポイントをご紹介します
1.こまめなフィルター清掃を習慣にする
エアコン内部のフィルターは、空気中のホコリや花粉、カビの胞子などを吸着しています。これが蓄積すると空気の流れが悪くなり、冷暖房効率が低下してしまいます。2週間に1回を目安にフィルターを取り外して掃除機で吸い取るか、ぬるま湯で洗浄しましょう。清潔なフィルターは、エアコンの負荷を減らし寿命の延長に繋がります。
2.室外機まわりの通気性を確保する
室外機は熱交換の重要な役割を担っており、まわりに物が置かれていたり、落ち葉やゴミが詰まっていたりすると、冷暖房効率が大きく下がります。室外機の周囲は最低でも左右10cm、背面は20cm以上あけて設置し、こまめに掃除や確認を行うことでエアコンの負担を軽減し、劣化を防げます。
3.プロによる定期的な点検・メンテナンスを受ける
内部の配管や電装部品の劣化、冷媒ガスの漏れなどは、見た目では判断できません。異音・水漏れ・ニオイなど小さな異変があれば早めに点検を依頼しましょう。また、3年〜5年に一度は専門業者による内部洗浄やメンテナンスを行うことで、エアコンのパフォーマンスを最適に保つことができます。
エアコンのおすすめ買い替え時期は?
さて、エアコンの寿命や寿命を迎えそうなサインが出始めたら、いよいよエアコンの買い替えを検討しなければなりません。
しかしエアコンは購入する「時期」によって、価格が大きく変わってくる場合もありますので、どのタイミングで購入するかが重要となってきます。 エアコンをできるだけ安く購入したいのなら、新機種が販売される直前がねらい目です。
新機種の販売が開始されると、旧機種が値引きされますので、その値引きされたタイミングなら、グンとお得に新品のエアコンを購入できるのです。
この新機種の発売時期は、エアコンのグレードによって異なります。 一般的なモデルの場合は、3~4月がねらい目です。
高機能な上位モデルなら、9~10月が新機種の発売タイミングとなりますので、この時期の直前にお得になった旧機種を探してみてください。
異常がある場合はすぐに壊れる前に買い替えか修理を
先ほど説明した、エアコンが寿命を迎える際のサインを見つけた場合、その状態を放置すると火災などの原因となる可能性があるため危険です。
症状によって、メーカーなどに問い合わせて修理する必要があります。
いずれにしても寿命である10年前後使用したエアコンが、今回紹介したような状態になった場合は、そのまま放置しないで買い替えを検討するか、修理しておくべきと言えるでしょう。
エアコン買い換え時の取り外しはどうする?
エアコンを買い替えるとなった時、古いエアコンの取り外し工事をする必要が出てきます。
どこに依頼するかは大きく別けて2つあります。
家電量販店
家電量販店で新しいエアコンを購入した場合、申し込みをすると取り外し・取り付け工事をまとめてやってもらえます。
家電量販店の場合は新品のエアコンを購入することになるので全体的な費用は高くなるかもしれませんがすべてまとめてやってもらえることができます。
エアコン取り付け・取外し専門業者
もうひとつはエアコン取り付け・取外しの専門業者に依頼する方法です。
ネットやリサイクルショップなどでは中古や新古品のエアコンを安く購入することができます。
しかし、取り付け・取り外し工事のサービス非対応の場合が多いため、その場合は専門業者に依頼する必要があります。
購入と工事の申し込みが別々となるため手間はかかりますが、全体的な費用は抑えることが出来る場合が多いです。

関連記事
エアコンの耐用年数は何年?平均寿命・故障サイン・修理と買い替えの判断ポイントをやさしく解説!
「エアコンの寿命って何年くらい?」「冷房や暖房の効きが悪くなってきたけど、まだ使える?」そんな疑問をお持ちの方へ。このページでは、 これらの疑問を解説していきます。 夏も冬も大活躍のエアコンは、家電の中でも「なくなると一 […]
まとめ

・エアコンの平均使用年数は約13~14年
・メーカーが提示する使用年数は10年
・寿命の前兆、買い替えのサイン
①冷暖房の効きが悪くなった
②エアコン本体から水漏れしている
③エアコンから異音がする
④エアコンからの臭いが気になる
・修理や交換をおすすめする症状は
①電源コードや電源プラグが異常に熱い
②電源プラグが変色している
③焦げ臭いにおいがする
④ブレーカーが頻繁に落ちる
・エアコンのおすすめ購入時期は新型が出る直前
・取り外し・取り付け工事は購入方法によって検討する
異常がある場合はすぐに修理、もしくは壊れる前に買い替えを!

フォーラムサービスなら
LINEでお見積りやご注文が
カンタンにできます
ここからチェック
※エアコン修理のご依頼は承っておりません。
関連記事
関連するエアコン工事
※当サイトの掲載内容、テキスト、画像、映像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。
著作権侵害として刑事罰の対象となると判断した場合は、法的措置をとります。
エアコン工事注文
-

新品エアコン
取り付け15,400 円~(税込)
配管類・部材がすべてセットになった新品エアコン取り付け工事。
-

中古エアコン
取り付け16,500 円~(税込)
お客様お手持ちの既存部材を使用する中古エアコン取り付け工事。
-

今あるエアコンを
新品と交換18,700 円~(税込)
今お家にあるエアコンを購入したエアコンと交換する工事。
