【エアコン処分方法】古くなったエアコンの処分方法や取り外しについて

古くなって不要になったエアコンの処分方法には、どのようなものがあるのかご存じでしょうか？
買い替えで新しいエアコンに交換する場合は、家電量販店で購入したら、新しいエアコンの設置と同時に古いエアコンを外して引取りしてもらえますが、外したいだけの場合はどうしたらいいのかわからないかも知れません。
そこで今回は、不要となった古いエアコンの処分方法についていくつかのパターンを紹介していきます。

古くなったエアコンを処分するにはどうすればいい？

エアコンは、一般の粗大ゴミとして引き取ってもらえません。
なぜならエアコンの処分は、「家電リサイクル法」という法律で定められているからです。
そおため、エアコンを処分する場合は、必ず指定の処分場所に持ち込まなければなりません。
そのため、まずエアコンを処分したい時は費用として、
（1）エアコンを取り外す
（2）リサイクル料金を払う
（3）指定引取り場所まで持ち込む運搬料金支払う
という、3つがかかることをまず知っておきましょう。

エアコンの取り外しは危険！必ずプロの専門業者に任せましょう

本記事では古くなったエアコンの処分の方法を紹介していきますが、全ての方法に共通していることは必ず「エアコンを取り外す」という作業が必要になるということです。
エアコンの取り外しは、専門知識や技術がないと非常に危険な作業です。
エアコンには冷媒ガスという危険なガスが入っており、この冷媒ガスを「ポンプダウン」という方式で回収しないと爆発や火災につながる危険性があるのです。

専門業者に依頼するのも面倒だし、お金もかかるし取り外しは自分でやってしまえということで、きちんとした手順や器具を使わずに処分すると、爆発や火災などの取り返しのつかない重大事故につながってしまいます。

そのため、エアコンの取り外しは一部の処分方法を除き必ずプロの専門業者に依頼しましょう。

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古くなったエアコンの処分方法は下記の方法があります

おおまかにご紹介すると下記の5通りとなります。

【方法1】自治体のリサイクル収集サービスを利用する

【方法2】指定取引所へ自分で持ち込む

【方法3】不用品回収業者に依頼する

【方法4】家電量販店に依頼する

【方法5】買取サービスで売却してしまう

【方法6】オークションやフリマサイトで売ってしまう

次からはエアコンの処分方法についてのいろいろなケースを具体的に紹介していきます。

【方法1】自治体のリサイクル収集サービスを利用する

1つ目の方法としては、自治体に依頼するものもあります。
自治体に依頼する場合は、
（1）エアコン取外業者を頼む
（2）リサイクル料金を払う
（3）収集運搬料金を払う
という流れになります。
この手続きは、すべて自分で行わなければならないため、手間がかかります。
（2）のリサイクル料金は「料金郵便局振込方式」で支払いますから、まず郵便局の窓口で家電リサイクル券を入手し、家電リサイクル料金を支払った後に、各自治体の指定業にエアコンを引き渡します。
メリットとしてはトータルの金額が自分で手続きする分、安くなるとことにあります。

自治体に処分を依頼した際の費用

自治体に依頼した場合の費用は、自治体により「収集運搬料金」が異ななってきます。
今回は例として、東京23区のケースを紹介します。
自治体で処分する場合の費用は、
（1）エアコン取外料金※専門業者を探す
（2）リサイクル料金「990円」
（3）収集運搬料金「3157円」
となります。
（1）の費用は依頼した業者によって異なります。
（2）のリサイクル料金は一律料金です。
（3）は各自治体で定めらている料金となります。（収集運搬料金については、各自治体により異なりますので事前に確認しておきましょう）

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【方法2】指定取引所へ自分で持ち込む

2つ目は、自分で指定引取り場所まで持ち込むというものです。
この方法は「収集運搬料金」は自分で持ち込むため、持ち込みの費用がかかりません。
この方法の流れは、
（1）エアコン取外業者を頼む
（2）リサイクル料金を払う
となり、手続きをすべて自分で行うので手間がかかります
（2）のリサイクル料金は「料金郵便局振込方式」で支払いますから、まず郵便局の窓口で家電リサイクル券を入手し、家電リサイクル料金を支払った後に、自分で指定引取り場所までエアコンを持ち込みます。
※指定引取り場所は「エアコンリサイクル指定引取り場所」等で検索して事前に確認をしておきましょう。

指定取引所への持ち込みの際の費用

自分で指定引取り場所までエアコンを持ち込んだ場合の費用は、
（1）エアコン取外料金※専門業者を探す
（2）リサイクル料金「990円」
となります。

この方法の場合、重いエアコンを運ぶのに労力がかかることや、エアコンが積める大き目の車が必要になるなどのデメリットはありますが、収集運搬料金がかからない分、非常に安く済ますことができるメリットもあります。

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【方法3】不用品回収業者に処分を依頼する

3つ目の方法は、不用品回収業者に依頼するものもあります。
ただし、この方法では違法な不用品回収業者に依頼してトラブルになるケースもありますので、信用できる回収業者に依頼する必要があります。
トラブルになるのは、業者が「リサイクル料金はサービスで処分します」と言って回収しながら、そのエアコンを回収業者がリサイクル店等に売ってしまうといったケースです。
エアコンの処分は家電リサイクル法で定められているため、売買などをしていけない決まりとなっているので注意してください。

不用品回収業者に処分を依頼した際の費用

不要品回収業者に依頼した場合の料金は、
（1）エアコン取外料金「1000円～5000円」(回収業者が取外しサービスを行っている場合)
（2）リサイクル料金「990円」
（3）収集運搬料金「500円～3500円」
が目安となります。
ただし、先ほど説したとおり、違法に取扱いしている回収業者の場合は、無料で回収しますと言ってきますが、これは違法となりますので注意しましょう。

【方法4】家電量販店に依頼する

まず、エアコンを処分するためには、家電量販店で新しいエアコンを購入した場合は、そのまま購入したお店に処分を依頼するという方法があります。
この場合は、不要となるエアコンを取り外すところからリサイクルまで、まとめて依頼できるので、面倒な手続きは不要となります。

家電量販店に依頼した際の費用

家電量販店にエアコンの処分を依頼した場合の費用は、
（1）エアコン取外「3000円～6000円」
（2）エアコンリサイクル料金「990円」
（3）エアコン収集運搬料金「1500円～3500円」
が目安となります。
（1）（3）の取外・収集運搬料金は各量販店によってそれぞれ異なる場合があります。
（2）のリサイクル料金は一律料金でます。
※不要となるエアコンメーカーによりリサイクル料金も異なります。詳しくはホームページなどで「エアコンリサイクル料金」等で検索して確認してください。

なるべくお金をかけずに古くなったエアコンを処分したい場合

では、古くなったエアコンをできればなるべくお金をかけずに処分したい場合は、どうしたらいいのでしょうか。
続いてそんなお得になる方法を、いくつかの方法を紹介していきます。

【方法5】買取サービスで売却してしまう

エアコンの取り外しを安くする方法の1つ目としては、エアコンを買い取ってもらう「買取サービス」を利用するという方法があります。
まず買取サービス業者にエアコンを査定をしてもらい、その買取査定金額から、売った方がいいか処分した方がお得かどうかを判断します。

買取サービスで売った場合の費用は？安く済む？

買取サービスを使って取り外したエアコンを売った場合の費用は、まずエアコンの査定金額から判断します。
例えば、

・エアコンの買取査定金額：10,000円
・エアコンの取外工事料金： 5,000円

の場合　買取金額10,000円－取外料金5,000円＝差額5,000円　が手元に残る（儲け）のでプラス収支となります。上記の場合、自分で支払う金額は取外工事料金のみとなりますので、使用期間の浅い比較的新しいエアコンなどの場合は査定額も高くなるため、この方法がお得となります。
※他にも買い取り業者までの送料がかかる場合もあります。

【方法6】オークションやフリマサイトで売ってしまう

方法の2つ目として、オークションやフリマサイトを利用する方法です。
この場合は、エアコンを外してオークションやフリマサイトを使って自分で不要になったエアコンを売ることになります。

オークションやフリマサイトで売った場合の費用や利益は？

自分で取り外したエアコンを、オークションやフリマサイトで売った場合の費用は、買取サービス同様にいくらで売れたかによって変わってきます。
但し、こちらに関しては確実に送料がかかりますので、送料は購入者に負担していただくか、もしくは送料を付加した金額で販売をしたほうがいいかもしれません。
※もちろん、送料が加算されると入札額が高くなるため売れる可能性が下がります。

自分でエアコンを売る時の注意点！

自分でエアコンを売るときの注意は、取り外しの工事を必ず専門業者に依頼するということです。
買取サービスを利用した場合は取り外し工事も買い取り業者が行ってくれる場合がありますが、主にオークションやフリマを利用する際に、素人の知人に頼んだり、自分で外した場合は、買い取り価格に大きく影響が出てしまう可能性があるからです。
取り外したエアコンの状態が
★エアコンのガスはきちんと入っているか
★配管等が切断されてなないか
★エアコンが損傷していないか
など、きちんと正規の手法で取り外さていないと中古エアコンとして買い手がつきません。
そのようなことがないようにエアコンの取外は、必ず専門業者に依頼することをおすすします。

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なぜ処分にお金がかかるの？

なぜエアコンの処分に費用ががかかるのか疑問に思われるかも知れません。
そこでここでエアコンの処分に影響している「家電リサイクル法」について少しご説明していきます。
家電リサイクル法とは、廃棄物を減らして地球環境を守り資源を有効利用するために、2001年4月より施行された法律です。
この法律が適用されるリサイクル商品としては「エアコン」「テレビ」「洗濯」「冷蔵庫」が対象となり、これらを処分した場合は必ず「リサイクル料金」がかかります。
きちんと処分しないで自分で勝手に山林や川などに捨てたりすると、不法投棄となり、「5年以下の懲役、または1,000万円以下の罰金」となりますので、絶対にこのような違法な廃棄をしてはいけません。

まとめ

今回は、エアコンの処分方法・料金・注意点等を紹介してきました。
エアコンは家電リサイクル法によってゴミとして処分できず、原則として販売店や回収業者さんに廃棄を依頼しなくてはいけません。
買い取りサービスや自分でオークションに出品して販売する方法もありますが、年式が新しく正常に取り外した状態のエアコンでないとなかなか売れないのも事実です。
さらに、エアコンの取外は危険を伴い、勝手に自分で捨てた場合には、懲役・罰金が課されてしまいます。
そのためエアコンを処分したい場合は、取り外しを専門業者に依頼してください。
その上で処分方法は、自分で指定場所まで持ち込むか、回収業者に依頼するか検討するのが良いでしょう。

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