エアコンの除湿の種類は?弱冷房除湿・再熱除湿の違いと見分け方、使い分けまで解説

更新日:2026年6月19日

公開日:2025年6月4日

除湿の種類のイメージ画像

エアコンの除湿は主に「弱冷房除湿」と「再熱除湿」の2種類です。
弱冷房除湿は冷房を弱めて湿気を取るため、室温も下がりやすく電気代は比較的控えめ
一方、再熱除湿は冷やして除湿した空気を温め直すので、室温を下げずに湿度だけ下げやすい反面、電気代は上がりがちです。
例えば梅雨の肌寒い日は再熱除湿、真夏の蒸し暑い日は弱冷房除湿(または冷房)が向きます。見分け方は取扱説明書や仕様欄で「再熱除湿」表記を確認するのが確実。用途と電気代のバランスで使い分けましょう。

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エアコンの冷房と除湿の違いとは?目的(温度・湿度)と使い分けの基本

冷房と除湿の違いを考える女性の画像

その前に冷房と除湿の違いの説明をしておきます。
冷房は「室温を下げる」のが目的、除湿は「湿度を下げてムシムシ感を減らす」のが目的です。
体感の不快さは温度だけでなく湿度にも大きく左右され、湿度が高いと汗が蒸発しにくくベタつくためです。
気温はそれほど高くないのに蒸し暑い梅雨は除湿、真夏の高温日は冷房が基本です。
室温が下がりすぎるなら除湿(とくに再熱除湿なら冷えにくい)、暑さが強いなら冷房に切り替えましょう。

迷ったときの使い分け目安:暑さ優先は冷房/ジメジメ優先は除湿

迷ったら、体感の不快感が「暑さ」か「湿気」かで選ぶのが基本です。
暑くて汗が止まらない日は冷房が最優先。温度を下げる力が強く、短時間で快適になりやすいからです。
一方、気温はそれほどでもないのに床や壁がベタつく・洗濯物が乾きにくい日は除湿が向きます。

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弱冷房除湿とは?仕組みと特徴

弱冷房除湿のイメージ画像

エアコンの弱冷房除湿とは、冷房運転を弱めて空気を冷やし、熱交換器で水分を結露させて湿気を取る方式です。
仕組みが冷房に近いため除湿しながら室温も下がりやすく、蒸し暑さを手早く和らげたいときに向きます。
梅雨のじめじめした日や、帰宅直後に不快感が強い場面では効果的です。一方で冷えすぎやすいのが弱点でもあります。
寒いと感じたら設定温度を上げる、風量を弱める、送風を併用するなどで体感を調整し、長時間の連続運転は冷えすぎに注意しましょう。

弱冷房除湿のメリット

弱冷房除湿は、冷房より弱い運転で空気を少しだけ冷やし、結露で水分を取り除く方式です。
冷やす力が控えめな分、設定温度に到達するまでの負荷が小さく、状況によっては冷房より電気代を抑えやすいのがメリットとなります。
室温を大きく下げにくいため、肌寒さを感じやすい人でも使いやすいです。
効率を上げるには、目安として冷房より1〜2℃高めの設定、風量は自動、扇風機・サーキュレーター併用がおすすめ。
ただし機種や湿度によっては運転が長引き、結果的に電力が増えることもある点は覚えておきましょう。

弱冷房除湿のデメリット

弱冷房除湿は、冷房を弱めて空気を冷やしながら湿気を取る方式のため、条件によっては除湿が進みにくいのがデメリットです。
特に梅雨どきの「低温・高湿」では室温をあまり下げられず、湿度も思ったほど落ちないことがあります。
また外気温が低い日や夜間は、運転すると室温が下がりすぎて肌寒さを感じやすい点にも注意が必要です。
室温が25℃前後で蒸し暑いだけのときは効果的でも、22〜23℃で湿度だけ高い日は不快感が残るような現象がお起こることもあります。
冷えが気になる場合は設定温度を上げる、風向きを上、必要なら再熱除湿や送風に切り替えましょう。

再熱除湿とは?仕組みと特徴

再熱除湿のイメージ画像

エアコンの再熱除湿とは、空気をいったん冷やして水分を結露させて除湿し、その後に温め直して室内へ戻す方式です。
温度を下げずに湿度だけを落としやすいのが特徴で、22〜23℃でもジメジメする日や、冷えが苦手な人に向きます。
梅雨時の寝室で「冷房だと寒いが除湿したい」場合、再熱除湿なら体感を保ちつつカラッとしやすいでしょう。
ただし温め直す分、消費電力が増えやすく電気代は高めになります。
搭載機種が限られるため、取扱説明書やカタログで「再熱除湿」の有無を確認し、必要なときだけ使い分けるのが実践的です。

再熱除湿のメリット

再熱除湿のメリットは、湿気をしっかり取っても室温が下がりにくく、「寒くないのにカラッとする」状態を作りやすい点です。
弱冷房除湿のように冷やし過ぎて肌寒くなりやすい時期(梅雨寒の日、夜間、北向きの部屋など)でも、温度と湿度のバランスを保って快適さを優先できます。
洗濯物の部屋干しで湿度だけ下げたいときや、冷房が苦手な家族がいる場合に有効です。
ただし冷やした空気を温め直す分、消費電力は増えやすいので、必要な場面に絞って使うのがコツです。
搭載機種エアコンも限られるため、取説・カタログで「再熱除湿」対応か確認しましょう。

再熱除湿のデメリット

再熱除湿の弱点は、電気代が増えやすいことと、搭載しているエアコンの機種が少ないことです。
理由は、いったん冷やして水分を取った空気を、ヒーターなどで温め直す工程が入り、冷房・弱冷房除湿より消費電力が大きくなりやすいからです。
例えば「室温は下げたくないけど湿気は取りたい」梅雨や寝室では快適ですが、長時間つけっぱなしにするとコストがかさみがちです。対策としては、蒸し暑い時間帯だけ使う・設定温度を極端に上げない・自動運転と併用するのがコツ。
なお再熱除湿は搭載機種が限られるため、購入前にカタログや取扱説明書で対応有無を確認しましょう。

エアコン除湿の種類の見分け方:リモコン表示・仕様表(カタログ/WEB)で確認

除湿の種類は「リモコン表示」と「仕様表(カタログ/メーカーWEB)」の2か所で確認するのが確実です。
理由は、除湿ボタンがあっても方式(弱冷房除湿/再熱除湿)が機種で異なり、体感や電気代が変わるためです。
具体例として、リモコンに「再熱除湿」「さらら除湿」「カラッと除湿」などの表記があれば再熱系の可能性が高めです。
一方で「除湿」だけの場合は弱冷房除湿のことも多いので、仕様表の「除湿方式」「再熱(ヒーター)」「再熱除湿対応」などの記載を確認しましょう。
見つからないときは型番で取扱説明書PDFを検索し、除湿の説明欄をチェックするのが実践的です。

リモコン表示で見分ける:『除湿』だけでは判別できない/メーカー呼称(例:ドライ・カラッと・ソフト等)に注意

リモコンに「除湿」と出ても“方式”までは判別できません。
これはメーカーごとに除湿モードの呼び名や制御が違い、「ドライ」「カラッと」「ソフト」「弱冷房除湿」などの表示が同じ除湿でも別物になり得るためです。
例えば「ソフト/弱冷房」は室温が下がりやすく、肌寒さが気になる人向きではないことも。一方「再熱除湿」「さらら」「カラッと」などは室温を保ちやすい傾向があります。

①リモコンのモード名をメモ
②取説の“除湿の種類(弱冷房/再熱)”の説明欄を確認
③「再熱」「ヒーター」表記の有無をチェック

の順で見分けるのが確実です。

機能を使い分けてジメジメした季節を快適に

エアコンの効いた室内でくつろいでいる女性

エアコンの除湿機能は、ただ湿度を下げるだけでなく、体感温度や電気代にも大きく影響します。
「弱冷房除湿」と「再熱除湿」という2つの方式には、それぞれ異なるメリットと注意点があり、正しく使い分けることで、ジメジメとした季節もより快適に過ごすことができます。
気温や外の湿度、過ごし方に合わせて除湿モードを選ぶことで、エアコンの効果を最大限に引き出し、身体への負担も電気代のムダも減らせるはずです。
これからの季節、ぜひ賢く除湿機能を活用してみてください。

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