エアコン暖房の電気代を解説!電気代はいくら?安く抑えるには?

更新日:2023年6月19日

公開日:2023年1月16日

こんにちは、フォーラムサービスの田中です。

エアコンは夏に使用するイメージが強いため、夏の方が電気代が高いと思われがちです。
しかし、実は冬の時期の暖房の方が、電気代が高くなるのです。
現在、物価上昇や電気代もどんどん高くなっているため、生活費全般を少しでも節約したいと思っている人も多いのではないのでしょうか。
そのためには電気代の節約は、必須と言えるはずです。
そこで今回は、エアコンで暖房使用したときの電気代を少しでも安く抑える節約方法をご紹介させていただきます。

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夏場の冷房より冬の暖房の方が高い?

エアコンの冷房・暖房使用時は、実は暖房の方が同じ時間あたりの電気代は高くなることがあります。
なぜなら冬は室内温度外の温度差が大きく、エアコン設定温度まで暖めるために、より多くの電力を消費するからです。
例を挙げると、暖房の1時間あたりの電気代は(3円~40円)。一方で冷房は(3円~25円)です。※
これを比較してみると、1時間あたり最大で15円くらい、暖房の方が電気代が高くなります。
さらに近年電気料金自体がどんどん値上げされているため、その差は大きくなり、電気料金が高騰してしまうことになります。(2023年1月現在)
※使用状況やエアコン設定温度等で変わりますので、おおよそ目安の電気代となります。

エアコンの暖房使用時の電気代をご紹介

では、さっそく電気料金を計算してみましょう。実はルームエアコンを使用した際の電気代の目安は、簡単に計算できます。
※使用している機種や使用環境、契約している電力会社との契約によって暖房の電気代は異なるため、あくまで目安としてください。

1時間あたりの電気代の目安は下記の式で計算できます。
『1時間あたりの電気代目安=消費電力(W) ÷1,000(kW)×電気代単価(27円)』
上記の電気代単価27円はどこから来たのかというと、「公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会」によって電気代の目安が「27円/kWh」と定められています。
ただし、この電気代は料金プランによって変動します。ご自宅の契約プランを調べれば、さらに的確な数字で計算できます。

では暖房使用時の目安の電気代はいくらになるでしょうか。以下例で具体的に計算してみます。

6畳用のエアコン(2.2kwタイプ、最小消費電力105W、最大消費電力1,480w)の場合だと1時間あたり、
・最小:105W÷1,000kW×27円=2.84円
・最大:1,480W÷1,000kW×27円=39.96円
となります。

つまり暖房使用時の電気代は、1時間あたり約3円~40円程度ということになります。

エアコン暖房の電気代は設定温度で変わる?

先ほどの計算で6畳エアコン(2.2kwタイプ、最小消費電力105W、最大消費電力1,480w)の場合、1時間あたり約3円~40円程度となることがわかりましたが、なぜ1時間あたりにこんなに幅があるのでしょうか。
これは、使用環境(主に室外の気温)とエアコンの設定温度との温度差で電気使用量が大きく変わるからです。
例えば、エアコン設定温度を25度にした時、外の温度が10度の場合の温度差は15度です。
一方、外の温度が3度の場合ですと、温度差が22度になり、その分電力を余計に消費することになります。
暖房の場合は外気温3度の時にエアコン設定温度を25度にするよりも、20度と低めに設定したほうが消費する電力が抑えられるということになります。
このことから、エアコンの外気温と設定温度の差で電気代は大きく変わるのがわかります。
いままでより少し低めの温度設定で厚着をしたり、他の暖房器具と併用するなど、工夫をすれば電力の消費量も少なくなり、電気代が節約できるようになります。

エアコン電気代比較【メーカー別】で比べてみると・・・

ここからは、エアコンの電気代をメーカー別(2022年、2023年モデル)で比較してみましょう。
計算に使う数値はメーカーサイト等に記載されているエアコンの標準消費電力を用います。
下記は6畳用のエアコンで比較した表です。

暖房器具消費電力1時間あたりの金額1ヶ月の金額
【日立】白くまくんXシリーズ RAS-X22N430 W¥11.61¥2,786
【ダイキン】うるさら XAN223ARS-W450 W¥12.15¥2,916
【三菱電気】霧ヶ峰Zシリーズ MSZ-ZW2222465 W¥12.56¥3,013
【パナソニック】エオリアLXシリーズ CS-LX223D440 W¥11.88¥2,851
【シャープ】R-Xシリーズ AY-R22X-W430 W¥11.61¥2,786

※いずれの金額も1ヶ月=30日、1日あたりの使用時間=8時間で計算した値です

1時間あたり、平均約12円、1ヶ月使用した場合の平均は約2,870円であることがわかります。
しかし、先ほども説明しましたが、使用状況で消費電力・電気代の単価が異なるため、この料金はあくまで目安としてお考えください。

エアコン電気代比較【お部屋の広さ別モデル】で比べてみると・・・

次は、部屋の広さ別で電気代を計算してみましょう。
エアコンの消費電力は対応している部屋の大きさによっても異なります。
今回は「【日立】白くまくんXシリーズ」で比較します。

暖房器具消費電力1時間あたりの金額1ヶ月の金額
6畳430 W¥11.61¥2,786
8畳490 W¥13.23¥3,175
10畳680 W¥18.36¥4,406
12畳890 W¥24.03¥5,767
14畳920 W¥24.84¥5,962
18畳1480 W¥39.96¥9,590
20畳1700 W¥45.90¥11,016
23畳2140 W¥57.78¥13,867
26畳2580 W¥69.66¥16,718
「【日立】白くまくんXシリーズ」比較

※いずれの金額も1ヶ月=30日、1日あたりの使用時間=8時間で計算した値です

部屋の広さに応じたエアコンによって1時間当たりの電気代に差があることが分かります。
しかし、電気代を安く済ませたいからといって部屋の広さよりもスペックの低いエアコンを設置するのはおすすめしません
その理由は、本来必要なスペックより非力なエアコンを設置してしまうと、部屋の温度が設定温度に達するまで時間がかかり、その分電気代が余計にかかる可能性が高いためです。

暖房の「つけっぱなし」or「こまめに切る」どちらがお得?

エアコンで暖房を使う時、暖房をつけっぱなしにするべきか、こまめに切った方がいいのか、どちらが電気代を節約できるか悩む方も多いのではないでしょうか。
これは、暖房を使う部屋での活動時間を目安にして使い分けることで節約ができます。
例えば、1時間程度の外出の場合は、つけっぱなしがの方が節約できます。
もし外出が半日より長くなり暖房不要の場合は、切ったほうが確実に節約できます。
ですが、1日家で過ごす場合はこまめに消すより「暖房つけっぱなし」の方が節約できます。当然ですが、つけっぱなしにした場合は暖房をつけている時間の電気代はかかります。

おさらいになりますが、暖房を消そうか、つけっぱなしか迷った際には下記を参考にしてみてください。

  • ちょっとした外出(1時間程度)は「エアコンはつけたまま」
  • 半日以上の外出は「エアコン電源OFF」
  • 1日家にいる場合は「エアコンはつけたまま」

といった具合に、うまく使い分けることで電気代は節約できます。

こたつやヒーターとエアコン暖房、電気代の差は?

では続いて、エアコン以外の暖房器具としてあげられる

  • エアコン(6畳用)
  • こたつ
  • 電気カーペット(2畳相当)
  • 電気ストーブ(ハロゲン・シーズヒーター・遠赤外線)
  • セラミックファンヒーター

の電気代を見てみましょう。
まず一番電気代が安いのはこたつ
次に電気カーペット電気ストーブ(ハロゲン・シーズヒーター・遠赤外線)、最も電気代がかかるのはセラミックファンヒーターとなります。
いくら一番電気代がかからないからといっても、布団で覆ってお部屋の空気自体を温められない器具のこたつだけで真冬を乗り越えられるか、不安は残ります。
現実的には、こたつ等の他の暖房器具とエアコンを組み合わせて使用し、うまく電気代を節約する工夫が必要でしょう。

暖房器具標準消費電力1時間あたりの金額1ヶ月の金額
エアコン(6畳用)430 W¥11.61¥2,786
こたつ300 W¥8.10¥1,944
電気カーペット(2畳相当)324 W¥8.75¥2,100
電気ストーブ
(ハロゲン・シーズヒーター・遠赤外線)
900 W¥24.30¥5,832
セラミックファンヒーター1,120 W¥30.24¥7,258
エアコンとその他の暖房器具の電気代比較

※いずれの金額も1ヶ月=30日、1日あたりの使用時間=8時間で計算した値です

こたつとエアコン暖房を比較

先ほど説明したとおり、こたつは電気料金が安い暖房器具です。
比較表の通り、消費電力300Wのこたつを1時間使用しても、電気料金は8円程度です。
これと比較して、消費電力500Wエアコンの暖房を使用すると、1時間あたりの電気料金は13.5円になります。
そのため、こたつとエアコンの電気料金だけを単純に比較すると、こたつのほうがかなり電気料金の節約になることが分かります。
こたつは部屋全体を暖めるものではないため、真冬の部屋自体の室温を高めることはできませんが、そこまで部屋が寒くない時なら、エアコンの暖房を一時的に止めて電気代を節約することも可能です。

電気カーペットとエアコン暖房を比較

電気カーペットもまた、電気料金を比較的安くできる種類の暖房器具です。
電気カーペットはそのサイズや温度設定によって使用する電力が変わり、料金も上下します。
例えば2畳ほどの大きさの電気カーペットを、「中」の温度で使用した場合、消費電力は215Wとなります。
これを1時間使用すると電気料金は5.8円です。
温度設定を「高」にすると消費電力が324Wとなり、こたつよりも電気料金は高くなります。
電気カーペットは足元を局所的に暖め、効率よく暖かめられます。
そのため真冬以外の時期であれば、電気カーペットをエアコンの代わりに主力の暖房器具として使えば、電気料金の節約になります。

電気ストーブ(ハロゲン・シーズヒーター・遠赤外線)とエアコン暖房を比較

電気ストーブヒーター部分に電気を通して発熱させ、その熱で暖める方式の暖房器具です。
電気ストーブの電気料金をチェックしてみると、こちらもまた出力によって上下することになります。
一般的とも言える900W仕様の遠赤電気ストーブを例にあげると、1時間あたりの電気代は約24.3円になります。
電気ストーブは電気を熱に変換して使う暖房器具ですが、電気代がやや高めになってしまうのが特徴です。
ただしスイッチを入れればすぐに熱を発するという特徴がありますので、それを活かした利用法がお勧めとなります。
例えばすぐに暖かくしたい時や、使う場所によって、すぐにピンポイントで暖めたいという状況で活躍するのが電気ストーブと言えるでしょう。

ファンヒーターとエアコン暖房を比較

電気ファンヒーターにはさまざまなタイプのものが存在します。
その中でも代表的と言えるのが「セラミックファンヒーター」です。
セラミックファンヒーターを使えば、サイズが大きいものであれば部屋全体を素早く暖めるられます。
大型のもの以外では、軽量型ファンヒーターなら、持ち運びができる手頃なサイズ感が人気です。
小型タイプは冬場にスポット的に暖めたい脱衣所やトイレなどに、必要な時にだけおいて暖められるというメリットがあります。
ファンヒーターの場合は消費電力は「強」で使用すると、1120W程度の電気を使用します。
この場合、1時間使用した際の電気料金は、約30.24円となり、エアコンと比較してやや高めの電気料金が必要になることが分かります。
そのため、ファンヒーターも電気ストーブと同様、温度や場所、時間帯などの状況によってエアコンと使い分ければ、電気代が節約できるようになります。

エアコン暖房の料金節約術!

電気を使った暖房は、当然ですが電気代がかかってしまいます。
その結果、「長時間暖房を使ったな」と思った後、1ヶ月の電気代みたら、ちょっとびっくりしてしまったという方も多いのではないでしょうか。
だからといって、寒いのに電気代を抑える為に暖房をつかわないと体に悪影響を及ぼします。
そこでここからは、暖房をうまく使用して電気代を安く節約する方法を紹介していきます。

エアコンの設定を「自動運転」に

まずはじめに気をつけたいのが、エアコンをつけるときは風量を「自動運転」に設定すると言うことです。
風量を最初から「弱」に設定すると、室温が設定温度まで上がるのに時間がかかり、結果として多くの電力を消費してしまいます。
逆に「強」や「最大」に設定すると、余計エアコンに負荷がかかってしまい、無駄に電力を消費してしまいます。
そして、暖かい空気は部屋の上の方にに集まりやすいため、風向きは下向きに設定することをお勧めします。
暖房運転時の風量と風向きは、「風量を自動+風下向き」に設定するのが、電気代節約のためのポイントになるのです。

エアコンのフィルターをお掃除

電気代を節約するためには、エアコンフィルターの掃除も欠かせません。
もしフィルターが汚れてしまっていると、エアコン本来の能力が発揮されず、エアコンに余計な負荷がかかるため、無駄な電力消費につながってしまいます。
フィルターの清掃は定期的に行うことで、電気代の節約につながります。

【参考】
エアコンのフィルター掃除解説【完全版】!なんで?どうやるの?にお答えします!

窓用断熱シートを使用する

家庭の窓は構造上、どんなにきちんと閉めていても窓から熱が外に逃げてしまいます。
さらに、窓の隙間などからもせっかく温めた熱が外に逃げてしまいます。
これを防ぐために、窓に断熱シートを貼ったり、隙間テープを貼ったりして、温めた熱を外に出さない(人が冬にダウンジャケットを着て服の内側の熱を逃がさない&外気を通しにくくするといった効果とも似ています。)ような工夫も電気代節約につながります。

もっと冬の電気代を抑えたい!電力会社との契約も見直そう

ここまで暖房での際の電気代節約方法を説明してきました。
電気料金を節約するためには、このような暖房器具自体の電気使用量を節約する以外に、根本的な「電力会社との契約」も重要になります。
高いアンペア数での電気料金契約をいているのに実際はあまり電力を消費してない場合などは、無駄な料金を払うことになってしまいます。
さらに、地域によっても電気料金が大きく変わってきます。
電気料金を節約するためには、料金に関するシュミレーションを行い、場合によっては電力会社を見直すことも必要です。
近年電気料金はどんどん高騰していますので、少しでも料金を安く抑えておきたいものです。
ちなみに私は携帯がauですので、すべてまとめたau電気で契約しており、ポイント還元・割引など少し得している気分です。
au以外にも電気料金が節約できる新電力のサービスネットやTVとのコラボで節約できるサービスなどもありますので、一度チェックして自分の使い方に合っているか検討してみても良いでしょう。

まとめ

寒い冬にはエアコンの暖房は欠かせません。
しかし冬場のエアコンは、夏場よりも電気料金が高くなる場合もあり、ぜひ節約したいものです。
暖房のための電気料金を節約するためには・・・

  • 適切なスペックのエアコンを取り付ける
  • エアコンのON、OFFを部屋から離れる時間の長さで使い分ける
  • すべてをエアコンに頼らず、こたつや電気カーペットなど、他の暖房器具を併用する
  • 他の暖房器具の特徴やメリットを知り、タイミングを使い分ける
  • エアコンの設定は「自動運転」で
  • エアコンフィルターの掃除をして本来の暖房能力を発揮
  • 窓の断熱をする
  • 現在契約している電力会社や料金プランを見直す

以上に気を付けながら自分の生活スタイルに合った方法で節約しながら、寒い冬を乗り切りましょう。

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