何畳用のエアコンを買えばいい?最適な畳数と畳数表示の落とし穴

更新日:2023年8月29日

公開日:2023年6月8日

こんにちは、フォーラムサービスの田中です。

ぼちぼち暑くなってきたのでエアコン購入を検討されている方も多いのではないでしょうか?
今回はエアコン購入時のお悩みポイントエアコン性能と畳数のお話を書こうと思います!

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部屋の畳数通りのエアコンを選ぶ必要はない

新しくエアコンを購入する際には、どの機種を買うかの判断基準としてエアコンが「何畳用」かで選ぶことが多いはずです。
しかし実はこの何畳用というものは、必ずしも実際の部屋の大きさと対応するわけではなく、これを基準にしてエアコン選びをしてしまうと、失敗する可能性もあるので注意しなければなりません。

畳数の基準は古い?現代の住宅基準に合わない

まず知っておきたいのが、現在のエアコンカタログの畳数の基準は、1964年にその当時の建物基準、つまりまだほとんどの家屋が「無断熱」だった頃に選定されたものとなっています。
1964年といえばすでに60年以上前となりますので、当時の建物の断熱や気密効果を比較して現在の建物は、比べものにならないほど発達しています。
そのためエアコンカタログでの畳数表示は、実情を反映しているというよりは、あくまでも広さの目安で使われているのです。
ちなみに参考数値として1964年の建物の熱損失係数、つまり熱が外に逃げる数値は、現在の建物に比べ「7倍以上」逃げやすいという数字がでています。
こうなるといかに現在なお1964年の基準で設定されたエアコンの畳数が、現実的ではないということがわかるはずです。

エアコンの畳数は6、10、14の3種類から選ぶと失敗しない!

では、そのような状況を踏まえた上でエアコン選びをする際には、どのような基準で判断をすれば良いのでしょうか。
結論から言えば、エアコンの畳数は「6」「10」「14」の3種類から選ぶと、失敗を避けることができるのです。

さてでは、より機密性や保温性が優れた今どきの部屋の場合、例えば8畳の部屋に6畳用のエアコンを設置しても大丈夫ということになるのでしょうか?
ちなみに、現在のエアコンカタログの畳数表示は「冷房」と「暖房」が別に表示されています。
具体的にはカタログを見ると、多くの「6畳タイプ」のエアコン場合は「冷房6~9畳、暖房6~7畳」と別れて表示されています。
これは何を意味しているのでしょうか。

「冷房6~9畳」と表記されている場合、これは冷房に使う場合「木造で6畳」「鉄筋で9畳」の部屋に対応しているという意味となります。
「暖房6~7畳」は「木造で6畳」「鉄筋で7畳」の暖房に対応しているという意味で、建物のつくりで冷房・暖房の最大容量も異なってきます。
そのため8畳の部屋の場合、鉄筋住宅であればあまり暖房はあまり使わずに冷房優先で使うのなら、無断熱での表記であることも加味し、6畳用エアコンでも十分利用できるということになり、価格も抑えられます。
同様に「10畳」「14畳」のエアコンの詳細をチェックしておけば、たいていの一般的な部屋の広さに対応していることがわかると思います。
そのため、「6」「10」「14」のエアコン畳数表記で選ぶと失敗しないということになるのです。

設置する部屋の種類で選択する

エアコンを設置する際に、どの部屋に設置するのかによっても選ぶ畳数をそれぞれ検討するべきです。
ではどのような種類の部屋に、どんなエアコンを設置するのが正解なのでしょうか。

リビング・ダイニング・キッチンに最適なエアコンの畳数

部屋の中でもリビングやダイニングは、1日のうち長い時間を過ごす場所となり、さらにキッチンは火を扱う場所となりますから、暖房時の適用畳数を目安に選ぶのが正解です。
消費電力の大きい暖房のほうが小さく畳数表示されているため、よく利用する部屋や熱くなりがちなキッチンに設置する場合は、少し余裕を持った畳数のエアコンを選ぶとよいでしょう。

寝室に最適なエアコンの畳数

一方寝室は、ほとんどの場合就寝前から起床後までの限られた時間だけ使う部屋で、さらに多くの時間は睡眠に費やされます。
そのため寝室のエアコンは、部屋が10畳以上なければ6畳タイプのエアコンで問題ないケースがほとんどです。

書斎・子供部屋に最適なエアコンの畳数

書斎・子供部屋もまた、たいていは使用頻度がそこまで高い部屋ではありません。
常時使うというわけでなければ、部屋の広さが10畳以下なら6畳タイプで問題ありません。

畳数は合っているのにエアコンの効きが悪いのはなぜ?

現在使っているエアコンが、畳数は合っているのに効きが悪いという方もいらっしゃるかも知れません。本来であれば実際よりも小さい畳数でも良いということであれば、このようなことにはならないはずです。
実はこのようなケースでエアコンの効きが悪い原因としては、天井が「吹き抜け」になっている場合などが考えられます。
吹き抜けがあれば当然そこから空気が抜けてしまい、その結果冷気・暖気が外へと排出されてしまいます。
そのため、天井吹き抜けの家は、実際の部屋畳数よりワンランク大きい畳数のエアコンを選ぶとよいでしょう。

エアコンが設定温度より効きすぎるのはなぜ?

逆に、エアコンが設定温度より効きすぎてしまうというケースもあります。
これは、「高性能住宅」で断熱性が高いためエアコンの冷暖房効果が高くなっているのです。
建物のつくりによって断熱や気密効果に優れた高性能の高気密住宅では、室内の風を外に逃がさず、暖めた空気を室内に保つため、実際はエアコンの設定温度より効きすぎるという場合もあるのです。
そのような住宅や部屋では、建物のつくりによってはさらに小さな畳数のエアコンを選んだ方が良いケースもあります。

まとめ

  • エアコンに表記されている畳数を必ず選ばなければならないというわけではない
  • 現状の表記の基準は60年前に作られているので実情に合わない
  • エアコンの畳数は6、10、14の3種類から選ぶと失敗しない!
  • リビング・ダイニング・キッチンは表記通りで選ぶ
  • 寝室や書斎、子供部屋は6畳で充分
  • 天井が吹き抜けの場合は大きめの機種を
  • 高機能住宅は小さめでも充分

エアコン選びの際、部屋の畳数とエアコンカタログの畳数で選ぶ必要は、原則的にはありません
木造か鉄筋といった建物の種類や、どういった用途の部屋につけるのか、部屋の使用頻度などを考えて、エアコンの畳数選びをすると良いでしょう。

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