エアコンの除湿には2種類ある?弱冷房除湿と再熱除湿の違いのついて解説

更新日:2025年6月4日

公開日:2025年6月4日

除湿の種類のイメージ画像

梅雨や夏のはじまりなど、じめじめと湿気の多い季節になると、エアコンの「除湿」機能が大活躍しますよね。
でも、その除湿に“2種類”あることをご存じでしたか?
実は、仕組みも効果も少しずつ異なる除湿モードが存在し、場面によって使い分けることで、より快適に過ごすことができるんです。
今回は、知っておくと便利な「2つの除湿の違い」について、わかりやすく解説していきます。

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弱冷房除湿

「弱冷房除湿」とは、設定した湿度まで空気中の水分を取り除くために、冷房運転を弱めに行う機能です。

弱冷房除湿のメリット

室温をあまり下げすぎずに除湿を続けるため、冷やしすぎが気になる方にも適しています。
このモードでは、エアコン内部のコンプレッサーを動かすモーターの回転数が低く抑えられており、そのぶん消費電力も比較的少なく、省エネにつながるのが特徴です。

弱冷房除湿のデメリット

ただし注意が必要なのは、梅雨のように気温が低く湿度が高い状況では、思うように除湿ができないケースがあるという点です。
たとえば、設定した室温が外気温より高い場合には、エアコンの冷房運転自体が作動せず、その結果として除湿も行えなくなります。
また、除湿の過程で冷やされた空気がそのまま室内に戻ってくるため、体感的にひんやりして肌寒く感じることもあります。
特に長時間の使用時や体の冷えやすい方は、設定温度や使用時間に配慮する必要があります。

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再熱除湿

「再熱除湿」とは、室内の空気を一度冷やして水分を取り除いたあと、そのままだと冷たくなりすぎてしまう空気を、再び適度に温めてから部屋に戻す仕組みです。
エアコンの室内機内で冷却と加熱を同時に行うことで、湿度だけを下げながらも、室温を極端に下げずに済むというのが大きな特徴です。
単純な除湿とは異なり、快適な温度と湿度のバランスを保てるため、肌寒さを感じやすい人や、冷えすぎを避けたい場面でも安心して使用できます。

再熱除湿のメリット

単純な除湿とは異なり、快適な温度と湿度のバランスを保てるため、肌寒さを感じやすい人や、冷えすぎを避けたい場面でも安心して使用できます。

再熱除湿のデメリット

再熱除湿は、冷やして除湿した空気を再び温めて戻す仕組みのため、冷却と加熱を同時に行うぶん電力を多く消費します。
近年は省エネ性能も向上してきていますが、それでも弱冷房除湿に比べると比較的電気代がかかる傾向があります。快適性は高いものの、使用状況に応じて使い分けることがポイントです。
また機能がついている機種とついていない機種があるため場合によってはこの機能そのものが使えない可能性もあります。

機能を使い分けてジメジメした季節を快適に

除湿を使い分けて快適に過ごす人物

エアコンの除湿機能は、ただ湿度を下げるだけでなく、体感温度や電気代にも大きく影響します。
「弱冷房除湿」と「再熱除湿」という2つの方式には、それぞれ異なるメリットと注意点があり、正しく使い分けることで、ジメジメとした季節もより快適に過ごすことができます。
気温や外の湿度、過ごし方に合わせて除湿モードを選ぶことで、エアコンの効果を最大限に引き出し、身体への負担も電気代のムダも減らせるはずです。
これからの季節、ぜひ賢く除湿機能を活用してみてください。

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