【隠蔽配管 完全マニュアル】エアコンの隠蔽配管って一体何?普通のエアコン取り付け工事とどう違う?工事内容から費用、注意点まで!

更新日:2024年6月10日

公開日:2023年2月6日

エアコンの取り付け工事をする際に、「隠蔽(いんぺい)配管」という単語を聞いたこともあるかもしれません。
ではこの「隠蔽配管」とは、一体どのような配管なのでしょうか。
隠蔽配管は、一般的なエアコンの配管とはとどうちがうのか?
そして取り付け工事費用はいくらいかかるのか?
今回はそのような隠蔽配管に関する疑問に対して、詳しく説明していきます。

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目次

エアコン取り付け工事における隠蔽配管の隠蔽(いんぺい)の意味は?

隠蔽配管の「隠蔽」というのは、単語の意味のとおり「あるものを他のもので覆いかくすこと」ということになります。
これをエアコン取り付け工事の配管に当てはめると、隠蔽配管とは、壁や天井で覆い隠した配管ということになります。

隠蔽(いんぺい)配管工事ってどんな工事?まずは工事の要点をご紹介!

隠蔽配管とは、名前のとおり配管が隠されているという意味です。
通常のエアコン取り付け工事の場合、壁に配管のために穴を開け、その穴に配管を通して外に出し、室内機と室外機をつなぎます。
一方今回説明する隠蔽配管工事は、室内機と室外機をつなぐ配管が、壁や天井などの建物内の部分に埋設している状態となっています。
つまり、壁や天井の中に埋め込まれている配管を使って、室内機と室外機をつなげて設置する工事が、「隠蔽配管工事」ということになります。

なんで配管を壁の中を通すの?普通の取り付け工事との違いとは?

では、なぜ配管を隠蔽させなければならないのでしょうか。
例えば、マンションなどで室外機の置く場所がない時に、この隠蔽配管工事が使われます。
室外機を置くスペースが、部屋をまたいでベランダだけにしかない場合、配管をマンションの壁や天井に隠蔽埋設させておけば、その配管を使って室内機と室外機をつなげることでエアコンが取り付けられます。
もし隠蔽されてないと、通常の工事では室外機の置き場所がなく、エアコンが設置できません。
それを解消するために、建物の構造の問題から配管ができない構造の場合、あらかじめ建物の内部に配管を埋設させているのです。

実は隠蔽配管にも種類があります!先行配管と隠蔽配管の違いって?

隠蔽配管は、大きく分けると2種類に分類されます。
まず一つの方法は、「先行配管」というものです。
この先行配管とはさきほど説明した「配管を建物の建築時に壁や天井部分に、あらかじめ設置した」配管です。
もう一つは「さや管方式」と呼ばれている配管です。
このさや管方式は、壁や天井に点検口があり、その点検口をあけて壁や天井に配管を新たに通すという工事方法となります。
さや管方式は主に、見栄えの問題で配管を露出させ宅内時に用いられます。
なお今回このページでは、隠蔽配管=先行配管として説明を進めていきます。

エアコン取り付け工事における隠蔽配管のメリットとデメリットについて

ではここからは、隠蔽配管のメリットとデメリットについて説明していきます。
隠蔽配管という特種な配管の方法には、一体どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。

隠蔽配管のメリットについて

隠蔽配管のメリットとしては、配管が露出しないためマンション等の建物の外観の見栄えが良くなるということがあげられます。
さらに、あらかじめ配管が建物の中に埋設されていることで、エアコンの室外機を取り付けるスペースも確保しやすくなります。
それに加え、通常の露出した配管と比べて、雨風から守ることができるので配管の劣化を防ぐことも可能です。

隠蔽配管のデメリットについて

隠蔽配管のデメリットは、配管の素材は銅が使われているため、経年で必ず劣化してしまい、いずれ配管の交換が必要となることにあります。
隠蔽配管の場合交換工事が大がかりになってしまうため、費用も高額になってしまいます。
エアコンの寿命が10年程度ですから、寿命に合わせて配管も劣化します。
配管が劣化してしまうとサビや亀裂が発生し、そこからガスが漏れてきてしまうのです。

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壁や天井に埋設されている配管を新しいものに交換するには、壁や天井をはがさなければならない場合があります。
そのような工事はエアコン設置業者ではなく、大工さんにお願いする形となり、工事費はかなり高額となってしまうのです。
そのため隠蔽配管の場合、エアコンを買い替える際に配管の再利用が可能かどうかが、重要なポイントとなります。
さらに、隠蔽配管の交換は作業に手間を要し、難易度も高いため、通常の工事と比べ料金が高くなってしまいます。

隠蔽配管にエアコンを取り付ける際の工事費用は?相場と内訳を解説。

隠蔽配管の工事は、通常のエアコン取り付け工事と比べて手間がかかり難易度が高くなってしまいます。
そのため、どのくらいの工事費用がかかるのか気になるのではいでしょうか?
隠蔽配管の工事料金は、いったいどのくらいかかるのでしょうか?

隠蔽配管工事でのエアコン取り付け費用について

エアコン隠蔽配管工事の費用の相場は、おおよそ
5,000円~15,000
程度となります。
費用は隠蔽配管の設置状況によっても変わってきます。

隠蔽配管工事費の内訳解説

隠蔽配管の工事費用の内訳は、埋没配管に接続する作業費「5,000円~10,000円」程度で、隠蔽配管とエアコンつなげるためのジョイント(ユニオン部材)が必要な場合、プラス「2,000円~5,000円」程度となります。
さらに先ほど紹介したさや管方式で、隠蔽配管工事で壁・天井部内に点検口をあけて新たに埋設する場合は、点検口1ヶ所につき「8,000円~10,000円」程度が相場の目安となります。

隠蔽配管工事の注意点やよくあるトラブルとその回避方法について

では続きまして、エアコンの隠蔽配管工事をする際の注意点や、よくあるトラブル、そしてトラブルの回避方法について説明していきます。
隠蔽配管工事を実際に依頼する際には、次のポイントを抑えてから発注するようにしてください。

隠蔽配管工事に関する注意点など

隠蔽配管工事の注意点としてあげられるのは、「配管は一生使用できない」ことを理解しておくことです。
エアコンの寿命は10年程度といわれてますので、同様に隠蔽配管も劣化しています。
そのためエアコンを買い替えるときに、配管が再利用できず、新品のエアコンに古い配管は付け替えができない可能性があります
そのような場合、隠蔽配管は新しく配管を入れ替えるのには手間がかかり、さらに壁や天井をはがして工事することになるため、エアコン工事以外の費用が必要となってしまいます

よくあるトラブルとその回避・対処方法とは?

隠蔽配管には、配管と合わせて「電線」も一緒に埋設されています。
電線は、室内機と室外機に間に電流を流す役割を果たします。
もし電線が途中で切れていたり、短かったりした場合、ただ電線をつなぎ合わせるだけでは、火災になる恐れがあります。
さらに、電線の太さも「2.0mm」「1.6mm」の2種類があり、エアコンの規格に合わせなけばなりません。
現在のほとんどのエアコンの規格は「2.0mm」ですので、もし隠蔽されている電線が「1.6mm」の場合は、電線の取り付けができません。
こういった条件になると、家電量販店ではまず工事は断られてしまいます。
この電線が原因となって火災になった事例もありますので、隠蔽配管にはリスクがあることも知っておきましょう。

隠蔽配管をやめて普通の工事は可能?その方法とおおよその金額は?

隠蔽配管で工事はできない場合に、別の方法で配管の取り付けは可能なのでしょうか。
隠蔽配管の代わりの工事は、状況によっては可能です。
では、そんな代替の方法と、その料金相場に関してご紹介していきます。

隠蔽配管ではない方法で取り付けするには?露出配管で取り付ける方法

一戸建ての場合は、壁に新規に穴をあけて配管を露出させた状態で取り付けする方法があります。
見栄えが少し悪くなってしまいますが、隠蔽配管の代わりに、このような方法も検討可能です。
マンションや団地、アパート等の場合は、建物の所有者が分譲か賃貸かにより変わってきます。
分譲の場合は、先ほど説明した一戸建てと同じ方法で、配管の交換工事が可能です。
ただし分譲でも2F以上の高さのマンションや、室内機の壁をはさんだ反対側にベランダ等がない場合は取り付け不可となります。
賃貸の場合勝手に工事をしてしまうと責任問題となりますので、まず契約した際の不動産屋に相談してみてください。

露出配管で(標準工事+穴あけ)取り付けた場合のおおよその金額

配管を露出させての工事費用の目安は、穴あけ工事の際の「壁の材質や種類」によって異なります。
①木造・サイディング・モルタル等の場合「2,000円~4,000円」
②ALCの場合「4,000円~6,000円」
③外壁タイルの場合「8,000円~10,000円」

が目安となります。
外壁がコンクリートの場合は、穴あけ工事をコンクリートを扱っている専用業者に相談することをお勧めします。
もし隠蔽配管で工事ができない場合、通常の標準工事で済ませるのであれば
「13,000円~15,000円」+穴あけ工事代金「2,000円~4,000円(木造の場合)」合計「15,000円~19,000円」で取り付けできるケースもありますので、専門のエアコン工事業者に相談をしてみましょう。

フォーラムサービスで隠蔽配管工事を依頼する場合の具体的な方法

弊社での隠蔽配管の工事依頼は、まず現地の下見(無料)から対応させていただきます。
その際に、隠蔽配管で工事可能かどうか確認し、可能な場合のお見積もりをご提示いたします。
隠蔽配管の工事ができない場合は、別の取り付け方法等もご提案し、できる限りエアコンを取り付けできる方法で対応させていただきます。
ただし、どうしてもエアコンが取り付けできないケースもございますので、そのような場合は取り付けができない理由を、正確に説明いたします

エアコン隠蔽配管のまとめ

隠蔽配管は、一般的な通常工事に比べて手間と費用がかかり、リスクも伴う工事方法となります。
隠蔽配管でエアコン工事を検討する場合は、まず専門のエアコン工事業者さんに相談をしましょう。
安易に工事をすると、火災などが発生するリスクもあり、取り返しのつかない状況にもなりかねません。
もし将来新しく家を建てられることを検討されているのであれば、エアコンの将来も踏まえて、どんな配管をするのかを検討されることをおすすめいたします。
・隠蔽配管の種類
→隠蔽配管には「先行配管」と「さや管方式」という二つの種類がある。
・取り付け相場
→作業費「5,000円~10,000円」
 ジョイントが必要な場合プラス「2,000円~5,000円」
・工事できない場合の対処方法

→一戸建てや一部のマンション場合、壁に新規に穴をあけて配管を露出させて取り付けする方法がある。

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