【実例付き】エアコン買い替えでかかる“隠れコスト”とは?標準工事込みだけで安心していませんか?

更新日:2025年10月3日

公開日:2025年10月3日

【実例付き】エアコン交換でかかる“隠れコスト”とは?標準工事込みだけで安心していませんか?
【実例付き】エアコン交換でかかる“隠れコスト”とは?標準工事込みだけで安心していませんか?

エアコンを買い替えるとき、家電量販店やチラシでよく目にするのが
「本体+標準工事込み ●万円!」というお得そうな価格表示。

一見すると「これで全部終わる!」と思ってしまいがちですが、実はこの“標準工事”の範囲は限られており、ご自宅の状況によっては思わぬ追加費用(=隠れコスト)がかかることがあります

今回は、エアコン交換のときによく発生する追加費用と、その対策について詳しくご紹介します。これから工事を予定している方は、ぜひ参考にしてください。

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エアコンの標準工事とは?実はかなり基本的な内容だけ

エアコンの標準工事にちて考える人

まずは「標準工事」の中身を簡単に整理しておきましょう。
多くの場合、標準工事とは以下のようなごく一般的な設置作業を指します。

工事項目内容備考
室内機の設置室内壁面に設置(高さや位置は基本的な範囲)既存位置への交換が前提
室外機の設置地面またはベランダへの直置き配管長4m以内が多い
配管接続既存の配管穴利用、短距離の配管延長・交換は別途費用
試運転設置後の基本的な動作確認詳細な点検は含まれない

つまり、標準工事は「同じ場所に・一般的な設置条件で」取り付けることを前提としています。
築年数が古い住宅や設置環境が特殊な場合は、この範囲から外れて追加費用がかかるケースが多いのです。

よくあるエアコン交換・工事の“隠れコスト”5つ|発生しやすいケースと費用目安

エアコン工事の追加費用5つ

ここからは、実際に追加費用としてよくある工事内容を5つご紹介します。
※()内の価格は一般的な相場とされるものになります。また様々な状況によって費用は大きく変わる場合もあります。

① 配管の延長・交換(3,000〜10,000円)

古い配管は劣化や断熱不良がある場合が多く、そのまま使うと冷暖房効率の低下やガス漏れの原因になります。
また、設置位置を変えたり、2階から1階へ配管を伸ばしたりする場合も延長費用がかかります。

よくあるケース

  • 新しい室外機を別の場所に設置する
  • 配管が5m以上になる
  • 既存の配管が劣化している

② コンセントや電圧の変更(5,000〜15,000円)

古い住宅では、コンセントの形状や電圧が最新のエアコンに対応していないことがあります。
100V → 200Vへの切り替えや、専用回路の増設など、電気工事が必要になる場合もあります。

よくあるケース

  • 200V対応エアコンを設置する
  • 古いブレーカーで容量が不足している(ブレーカーを増設する場合はさらに高額になるケースも)
  • コンセントの位置が合わない

③ 化粧カバーの新設・交換(3,000〜12,000円)

室外配管をきれいに隠す「化粧カバー」は、見た目の印象だけでなく、配管の劣化防止にも役立ちます。
既存のカバーを再利用できない場合や、新設する場合は追加費用が発生します。

よくあるケース

  • 古いカバーが壊れている/規格が合わない
  • 色味や外観を合わせて交換する
  • 新しく外壁側に配管を通す

最近は外観を重視して設置するお客様も多く、人気のオプションです。

④ 高所・特殊場所での設置(5,000〜20,000円)

2階や屋根の上、狭い場所など、作業環境が特殊な場合は高所作業費や足場費用がかかります。
特に室外機の設置位置によっては、通常よりも時間と人手が必要です。

よくあるケース

  • 2階の壁面に室外機を吊るす
  • 屋根上に設置する
  • 高所作業車や梯子が必要な場所

「想像以上に高かった…」という声が多い項目です。

⑤ 既存エアコンの取り外し・処分費(3,000〜6,000円)

買い替えの場合は、古いエアコンの取り外しと廃棄処分が必要になります。
取り外し作業+リサイクル料が発生するため、無料で済むケースは意外と少ないです。

よくあるケース

  • 家電リサイクル券が必要
  • 配管や化粧カバーも撤去する
  • 室外機が屋根置きなどで手間がかかる

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エアコン取り付け業者スタッフ

弊社フォーラムサービスでは取り付け・移設などのエアコン工事の際に必要とされる様々な追加工事にも対応しております。
また、工事当日になって追加作業が発生しないように出来る限り事前に状況を伺いご納得いただいた上で作業を行っております。
※室内機・室外機のエアコン本体の工事のオプション工事としてのみご対応いたします。

エアコン交換・工事の隠れコストは「事前確認」で防げる!

事前確認でエアコン工事の追加費用を抑える

こうした追加費用は、実はほとんどが事前確認で回避可能です。
工事当日になって初めて「追加料金がかかります」と言われると、お客様側も業者側もお互いに気まずくなりがちですし、工事そのものがスムーズに進まなくなることもあります。

  • 「標準工事」に何が含まれるかを具体的に確認する
  • 現地調査や見積もり時に、追加費用の可能性を明確にしてもらう

標準工事の内容は業者ごとに微妙に異なるため、「標準です」と言われても安心はできません。
たとえば配管の長さや電圧、取り付け位置などは、現場を見ないと正確に判断できないことが多いため、見積もり書に明確に記載してもらうことが非常に大切です。

また、見積もりの段階で「この部分は追加になる可能性があります」と説明してくれる業者は、総じて対応が丁寧で信頼性が高い傾向にあります。
逆に、安さだけを強調して見積もりを簡略化する業者は、後から費用が膨らむケースが少なくありません。

もし可能であれば、工事担当者に直接現場を見てもらい、配管ルート・室外機の設置場所・電源状況などを細かくチェックしてもらうのがおすすめです。
現地調査の時間は15〜30分ほどで済むことが多く、その一手間で当日の工事トラブルや追加費用の発生をぐっと減らせます

さらに、見積書の「標準工事内訳」と「追加工事項目」の両方を事前にもらっておくと安心です。
特に以下のような項目が曖昧になっていないか確認してみましょう

  • 配管の延長・交換が必要になる可能性
  • コンセントや電圧変更の有無
  • 高所作業や室外機の特殊設置の必要性
  • 既存エアコンの撤去や廃棄方法

こうしたポイントを前もって押さえておけば、「想定外の追加費用」によるトラブルをほぼゼロにできます
結果として、工事当日の段取りもスムーズになり、工事時間の短縮にもつながります。

実際によくあるエアコン工事のトラブル例

エアコン工事のトラブル例のイメージ
  • 「標準工事込みと聞いていたのに、当日になって追加費用が発生して驚いた」
  • 「量販店で安く買ったけど、結果的に想定以上の金額になった」
  • 「古い配管をそのまま使われて、後から不具合が出た」

これらはいずれも、“事前のすり合わせ不足”が原因で起こる典型的なケースです。
特に多いのが、現地調査を省略してネット注文した場合
事前確認がないため、当日になってから「配管の長さが足りない」「電源が合わない」といった問題が発覚し、その場で追加料金を請求されることがあります。

また、安さを優先して業者を選んだ結果、工事品質が不十分で数か月後に水漏れや冷暖房効率の低下などの不具合が発生するケースもあります。
こうなると、結局は再工事や修理で余計な費用と時間がかかってしまい、本末転倒です。

さらに、引っ越しやリフォームと絡む場合は、複数の業者が出入りするため、エアコン工事の担当者と建築業者との連携がうまくいかず、設置位置や電源工事のタイミングがずれて余計な工期や追加費用が発生するといったトラブルもあります。

このように、「費用のこと」「施工内容のこと」「スケジュールのこと」——どれも事前の確認や情報共有不足が引き金になるケースが大半です。
逆に言えば、きちんと説明・確認・共有をしてくれる業者を選ぶだけで、多くのトラブルは未然に防ぐことができます。

まとめ|安心してエアコン交換するために

エアコン交換の費用は、「本体+標準工事費」だけで終わるケースは意外と少なく、
家の構造や設置環境によっては数千円〜数万円の追加費用が発生することがあります。

追加工事の費用相場

追加工事項目費用目安発生しやすいケース
配管延長・交換3,000〜10,000円劣化・距離が長い
電気工事5,000〜15,000円電圧変更・専用回路
化粧カバー3,000〜12,000円交換・新設
高所作業5,000〜20,000円2階・屋根・狭所
取り外し・処分3,000〜6,000円買い替え時

安心して工事を進めるためには、
「どこまでが標準工事なのか」「追加の可能性がある箇所はどこか」を事前に把握しておくことが何よりのポイントです。

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